ドイツで感じた“職人が尊重される社会”
ドイツを訪れた際、まず驚いたのは職人(マイスター)の存在感でした。 高校生の段階から職業教育が当たり前に行われ、 企業での実習を通じて社会に出る準備を進めていく。
技術を磨くことが誇りになり、 「職人として生きる」ということが尊重されている文化。
友人クリスとの対話を通じて、 “働くことが人生の軸になる”という価値観を強く感じました。


アメリカで見た“働く人と管理する人のギャップ”
以前アメリカでは、まったく違う光景を目にしました。
ビバリーヒルズの住宅街で、道路を挟んで片側は高級住宅街、 反対側は労働者の街という、はっきりした分断が存在していたこと。
同じ地域でありながら、 生活環境も雰囲気も人々の表情もまったく違う。
「働く人と管理する人が、ここまで離れてしまうのか」 という強烈な違和感を覚えました。
このようなギャップは、 ドイツや日本ではほとんど感じなかったものです。
この体験が“若者育成”への思いにつながった
ドイツで感じた職人文化の尊重。 アメリカで見た働く人の分断。
この二つの体験が、私の中で一つの問いを生みました。
働く人が尊重される社会を、地域からつくれないだろうか。 若者が職業に誇りを持てる環境を、企業として支えられないだろうか。
この思いが、現在の「若者育成プロジェクト」の原点になっています。
建築という仕事は、技術だけでなく人の生き方を支える仕事。 その価値を若い世代に伝えることが、地域企業としての使命だと感じています。
【人材募集のお知らせ】未来をつくる仲間を募集しています
若者育成の取り組みを進める中で、 地域で働きたい方、建築を学びたい方、 人の役に立つ仕事をしたい方を募集しています。
経験は問いません。
材料準備・清掃・片付けなどの基礎作業からスタートし、 技術と人間力を育てる環境を整えています。
未来をつくる手を育てる仕事に、参加してみませんか。
次回予告
次回は、この気づきを形にするきっかけとなった 「マイスター高等学院との出会い」についてお話しします。
