12月3日、大阪で開催されたマイスター高等学院の定時総会に参加しました。建築業界の人材不足という課題に対し、同業や中小企業の仲間が「待つのではなく、自ら育てる」という姿勢で行動を始めていることを確認できた場でした。通信制高校と連携した職人育成プログラムがすでに動き出しており、教育機関と業界が協力する新しいモデルが形になりつつあることに大きな希望を感じました。

マイスター高等学院の定時総会  新大阪駅

集合写真

翌4日は、来年の仕事で関わる予定の積層部材加工を見学するため、岐阜県のファイン工業さんを訪問しました。鉄道ではアクセスが難しく、名古屋からレンタカーで向かうことになりましたが、現場に立ち寄ったことで改めて「ものづくりは現場の空気感や人と人の関係性が大事」であることを実感しました。DXやAIによるバーチャルな検討は便利ですが、図面上の計画だけでは見えない課題が現場にあり、再検討すべき点が多く浮かび上がりました。

ファイン工業株式会社 

所感

・総会では「人材不足を自ら解決しようとする仲間の姿勢」に勇気をもらいました。

・工場訪問では「現場に足を運ぶことでしか得られない気づき」がありました。

・教育と現場、両方の視点から社会課題に向き合うことが、持続可能な人材育成と産業の発展につながると強く感じました。